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ダンロップフェニックストーナメント 2015

ホストプロ! タンヤゴーン・クロンパは晴れてシード権が取れて、自信満々!

優勝争いも、難コースも、ひとつ足かせが取れたら、どれも簡単に思えてくるから不思議だ。今週も、タイ出身の25歳が絶好調だ。

昨年に続いて、自身2回目の今大会。この日の21パットは、大会の最少パット数のタイ記録だ。特に後半の8パットは1パットパーで耐えに耐え、迎えた18番は右のラフから7番アイアンで着実に刻んで、フェアウェイ真ん中から89ヤードの3打目は、58度のウェッジで左2メートルにつけた。

最後のバーディ締めで、2週連続で2日目にして首位タイにつけた。先週は、最終日が中止となった三井住友VISA太平洋マスターズで、単独2位に。
最終日をプレーして、優勝を狙いたかったという悔しさと、単独2位で終われた安堵とどちらの比重が大きいかといったら、「2位で終われたことが、嬉しかった」。

先々週までの賞金ランキングは、2年目のシード権にはほど遠い81位で、「2位になれたことで、シード権が決まったので。本当に嬉しかった」と、今週はキャディのトンさんと、その開放感で一杯だ。

「本当にリラックスしてプレーが出来ています」。
今大会は、錚々たる歴代チャンピオンの中に、母国の大先輩が名前を連ねる。2008年にプラヤド・マークセンが優勝を飾っており、「ぜひ僕も」と後に続きたい気持ちで一杯。

難コースと言われるここダンロップフェニックスは「去年は確かに、グリーンが速くて難しかったけど、今年は雨の影響かな。グリーンが柔らかいし、今年は易しく感じる」と、頼もしい。
「プレッシャーもないよ!」と朗らかに、「明日もフェアウェイキープを心がけてグリーンセンター狙いで行きたい。自信を持ってプレーする」。大会主催の住友ゴム工業の一押しブランドのひとつ「スリクソン」の契約プロが元気いっぱいだ。

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