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石川遼は「来週が楽しみ」

4日目にしてやっとノルマが達成できた。そしてようやく時差惚けも取れた。目標にしている「1日4つのバーディ」を、ひとつ上回る5バーディも、かわりに3番で池ポチャのダブルボギーを打ったり、吐き出した分も多かったが、それでも4日間で、一番手応えのあった1日。

「今週はグリーンのスピードに合わせるのに苦労して。今日もたとえば10メートルに対して1センチ足りてないというか、ラインは合っていても少しショートするという感じになってしまった」と、チャンスが決めきれない場面が続いて「たくさんの方に見に来ていただいたのに、良いゴルフをお見せ出来なくて悔しい」。

それでも「今日は納得するショットもあったし来週につながるゴルフができました」。思えば初日は米ツアーから帰国したばかりのぶっつけ本番。「構えたときに、三半規管が狂っているなという感じは否めなかった」と振り返る。

「でも今日はやっと自分の目線が水平のラインに合ったというか、体がようやく日本の時間と、長い移動になれてきました」との実感が持てるまでに回復できた。

米ツアー2年目の今季、今も大切に心にあるのは日本で待つ人たちのことだ。
「15歳のときに、アマチュアで主催者推薦で出させて頂いて優勝出来て。そのあと、ツアーがアマチュアやジュニアに門を開いてくださって、支えられて今の自分があると思うので」。

そしてツアーの歴史を塗り替えたあの日から変わらずずっと、暖かい声援を送り続けてくださった大勢のファン。「6年ほど日本でプレーをさせてもらった間に自分が成長出来たと本当に感謝しています」。これから先も、どんなに長く日本を離れても、必ず何試合かは帰って元気な姿を見せるつもりだと、石川は言う。

たまの日本だからこそ、なおさら精一杯のプレーで魅せたい。
来週の中日クラウンズは、58のギネス記録を出した思い出の和合コースだ。長旅の疲れもようやく癒えて、本調子で迎えられそう。
「来週の木曜日までにしっかり修正をして、臨みたい」。
今季2戦目の日本で健闘を誓った。

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