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ダンロップフェニックス 2014

ジョーダン・スピースは「ヒデキと回っていろいろ学んだ」

松山とのプレーオフに臨んだ岩田も言ったことだが、「ヒデキは勝負師の本能を持っている」。4日連続の直接対決は、最終日最終組こそ、それを思い知らされたスピースだ。
「自分も、手堅いプレーをしたと思うが、スコアを2つしか伸ばせなかった」。16番では6メートルのバーディトライを沈めてスピースも応戦したが、この日は松山が1枚、うわてだった。
「17番で長いパットを決めたり、18番も外せば終わりという場面でヒデキはバーディを獲った。ヒデキは勝つためには何が必要かを知っていた」と、自身は最後のチャンスホールもラフからラフを渡り歩いて、18番のパー5は平凡なパーに終わった。

「僕は大事なところでパッティングがわずかにショートしたり、カップに蹴られたり。今日は自分に流れが来なかった」と悔しがる。一つ上の松山と過ごした“アウェイ”での4日間は、21歳のスピースにとっても中身の濃い初来日となった。
「今週はヒデキと1日間一緒に回ることが出来て、いろいろなことが学べた」と感謝した。

改めて、その良さを実感した松山と同様に、スピースもまた、日本のギャラリーには感心しきりで「観戦マナーが素晴らしいし、本当に最高。ゴルフを良く知っていて、良いプレーには惜しみもない歓声を送ってくれる。最高に楽しい1週間を過ごすことが出来た。また来たい」。
今年のマスターズでは2位。次はリベンジをかけた2度目の来日はスピースもまた、メジャーチャンピオンの称号をひっさげて来るのだろうか。

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