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つるやオープンゴルフトーナメント 2013

選手たちから“はたち”のお祝い

池田と、昨年覇者の藤田が大会主催のつるや(株)の西村文延・代表取締役社長(中央)と(株)毎日放送の河内一友・代表取締役社長(左)に20周年記念の贈りもの!!
大会主催のつるや株式会社の西村文延・代表取締役社長がある年、大会の賞金の増額について、検討していたときだった。

杉原輝雄が言ったそうである。2006年に、68歳と311日の最年長予選通過記録を打ち立てたゴルフ界のドン。
「西村さん、賞金はええよ。それより、これからも大会を末永く続けていってちょうだい」。
「確かに、まず続けていくことが大事や」と、ドンの遺言を守り続けて、大会はいよいよ今年、20回目を迎える。

「今のご時世にもかかわらず、これほど長きにわたって大会を続けてきてくださった」と、選手を代表して頭を下げたのは、池田勇太。
しかも、あのときドンが「それはいいよ」と言ったにもかかわらず、記念大会の今年は1000万円もの賞金増額。また優勝副賞として、新たに「マツダアテンザXD Package」を用意してくださった。

その心意気に感激した選手会長は、「せめて感謝の気持ちを形にしたい」と知恵をしぼって大会前に、プレゼントを用意した。

出場選手のサインボールをずらりと並べたギフトボックス。
プロアマ戦の表彰式で、昨年覇者の藤田とともに、手渡した。

同社と用具契約を結ぶ横田真一が言うには「ゴルフで得たお金は、ゴルフで返す。そういうコンセプトでこの大会は始まった」。
だから、選手たちへの心遣いはもちろん、会場に訪れたギャラリーのみなさんへのおもてなしも毎年、ハンパではない。

最終日に表彰式のあとで開催されるギャラリー抽選会では毎年、豪華賞品が当たるが今年は20周年を記念して、超目玉賞品にはなんと「マツダデミオ」が・・・・・・!!

「つるやのショップでお買い物してくださったみなさんのおかげでこの大会がある・・・。そんな社長の心意気です。僕らもみなさんに、少しでも感動して帰っていただけるように頑張ります」と、ホストプロの横田。
予選ラウンドで回るのは、藤本佳則とルーキーの松山英樹。若くて勢いのある2人に挟まれて、40歳のベテランが「僕は貧打でスミマセン」と、恐縮しきりだ。
ホストプロとして5年目の春。
「そろそろ、ここで結果を。貧打ではありますが、ベテランのゴルフを見せなければ。豪打と貧打で頑張りたい」と、若い手に負けじと恩返しの活躍を誓った。

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