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東建ホームメイトカップ 2013

マルちゃんもデビュー戦!?

この日の収録後に同級生で、親友のビッケと。
今年のジャパンゴルフツアー開幕戦は、デビュー戦を飾った松山英樹の話題で持ちきりだが実は、同じくここで、“デビュー”を飾ったベテランが!!

丸山茂樹が、自身初のテレビ解説者としてマイクを握った。
この日19日金曜日は、その初日。
テレビ東京系列のゴルフ中継で、13時25分から放送ブースに座った。

ネイビーのスリムなスーツはそれはそれは似合っていて、会う人会う人みな「かっこいい!」と口々に褒めそやして通り過ぎたが、本当は本人だって、ゴルフウェアで来たかった。

深刻な左手親指付け根痛で、今季は治療に専念。戦線離脱のまっただ中だ。

さまざまに病院を渡り歩いたが、「どこに行っても手術をすれば、治療には1年はかかる、と」。
リハビリも合わせると、試合に出られるまでには軽く2年は要する計算になる。

今年44歳。この年になって、そんな冒険にはとても踏み切れない。幸い、良い先生に恵まれて、極力痛みを緩和するすべはある。「このまま、ぶっ壊れてもいいから。騙し騙しやっていこう」と方向性はひとまず決まった。

少し強めに打ち込むと、患部が「ぼこぼこに腫れるから」と、いまはほとんどボールも打てない状況で、次の復帰戦も未定だが、我らがマルちゃんは健在だ。

「テレビ画面だけでは見えない部分。今のミスショットはどれだけ難しかったか。さっきのナイスショットはどれだけ凄いことなのか、とか。短い時間で、いかに上手に伝えられるか。選手たちの熱戦のフォローアップが出来れば」と決勝ラウンドにむけて、初々しく初解説の抱負を語った。

国内10勝。米ツアー3勝の実力者だからこそ、切り込める鋭い視点。「僕は選手の気持ちが分かるから」と、得意の軽妙トークに加えて、選手たちの心の機微に通じた名解説も楽しみだ。

この日の中継では、新人・松山について「今日は確かに難しい状況だったけど、若さゆえにこのジャッジはないかな、と。そう感じる部分もあった」と、それは松山にとっても今後の課題であることは、画面を通じて彼にも伝えたという。

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