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フジサンケイクラシック 2012

宮本勝昌は「不惑になっても、惑わされまくってます」

お祝いムードは2日も持たなかった。初日は65をマークして、口も滑らかだったリーダーが「2オーバーじゃ、トークのテンションもこんなに違う」。
もともと複雑な傾斜に加えて、厳しいピン位置に「パットが決まらず。苦しい1日。ゴルフって難しい・・・」と、沈鬱ムードだ。

ショットの不振も拍車をかけた。
「右に左に。“スライダー”や、すっぽ抜けなんかも出るし。なんでこんなにまっすぐ行かないのか」。
そんな葛藤が、グリーン上でも影響したのは否めない。
「パットもショート目が多くてしっかりとヒット出来なかった」と、嘆き節ばかりが続く。

今週は28日に、夫婦で“Wバースデー”。生年月日がまったく一緒の妻・朋美さんとともに40歳を迎えて、家族でささやかな誕生日パーティを開いた。
そして迎えたこのフジサンケイクラシックは、これまた奇しくも今年40回大会に、縁を感じないではいられなかった。
「大会とともに歩んだ40年」と、記念大会に首位発進を果たしたものの、この日は悩み深き2日目になってしまった。
「俺もまだまだ若いな」と自嘲の笑みで、「不惑になって、惑わされまくってる・・・。練習しないと!」。
必死の調整で、週末こそ迷わず2年ぶりのツアー通算9勝目を狙っていく。



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