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フジサンケイクラシック 2012

宮本勝昌が「大会と同じ歩みを」

今週の28日火曜日は、ここ富士桜カントリー倶楽部から、車で約40分足らずの静岡県・御殿場市の自宅で、家族とささやかな誕生パーティ。「大会と、ともに歩んで40年」。
偶然にも、同じ生年月日の妻・朋美さんと揃って40歳を迎えた週に、フジサンケイクラシックは記念の40回を迎えて開催前から、その重みを感じていたという。

まさに絵になる首位発進は、やっぱり師匠の支えがあってこそ。
月曜日に行われたマンデートーナメントからの本戦出場を目指した芹澤信雄は残念ながら、切符獲りには失敗したが、翌日の火曜日は練習日もわざわざ弟子たちのためにコースに足を運んで、「良いヒントをいただけた」。

近頃の不振は「まっすぐに投げているのにスライダーが出るみたいな」と野球にたとえて、「ストライクゾーンから、左に外れる感じ」と悩んでいたが、「師匠のアドバイスをうまく取り入れることが出来た」とさっそく初日から、その効果を感じることが出来た。

「今日は5番以外は完璧なゴルフ」と大満足の出来。
65の6アンダーは、501ヤードと距離が長いパー4で池ポチャのダブルボギーを打ったほかは、15番で244ヤードを3番アイアンで、ピン奥25メートルに乗せた長い長いイーグルトライが決まるなど、100%の出来だった。

いよいよ不惑の年を迎えて最初の試合で思うことは、兄弟子の偉大さだ。
藤田寛之は、ここからの勝ち星がそれ以前を上回った。「40歳から勝ち星を重ねるのは難しい」と、宮本も痛感するにつけても、「見習いたいのは藤田さんのストイックさ。自分に厳しい姿勢。あの人はゴルフが人生のすべてなんです」。

そんな良きお手本がすぐ身近にいることも、大きな励みだ。
「40歳になっても藤田さんみたいに活躍できるように。40歳からますます勝ち星を重ねていけるよう」。
この40回の記念大会を、その第一歩にする。

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