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キヤノンオープン 2012

石川遼は4位に

最終日は軒並み“赤字”が続く上位10人の中で、ただひとりオーバーパーの73が悔しい。待ちわびたライバルとの直接対決。池田勇太と3年ぶりの最終日最終組も、盛り上げるどころか「優勝争いにも加われなかった」。

序盤から、ショットが乱れた。1番のティショットはOBすれすれ。脱出した2打目もラフにもぐり、長いパーパットが残った。いきなりボギーで乗り遅れた。

7番ではこらえきれずにとうとう右にOB。「打ちにくいロケーションで、合わせにいってしまった。反省しないといけない」。
一昨年は、横田真一。昨年は久保谷健一。今大会は3年連続の最終日最終組にも、またもや勝者を目の前にして、指をくわえて見ているしかなかった。

「勇太さんは13番のイーグルで、もう追いつけないと思った」。
差は縮まらないまま、早々に白旗を揚げるしかなかった。

「勇太さんには、何回でも挑戦したい。胸を借りるつもりで自分が持っている最高のものを、ぶつけていかないといけないですし、お互いに見せ合うことができなくては」。
ツアー通算10勝目は先を越されたが、この借りは近いうちに必ず返す。

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