諦めきれずにやってきた。東北福祉大３年生の松山さんが、全英オープンの出場権を求めて参戦。今年３月に、タイで行われた「アジア予選」では絶好の位置にいながら、終盤の３ホールで一気に６つもスコアを落として権利を逃した。
今週は、あの雪辱。取り損ねた切符を奪い返しにやってきた。

昨年は「三井住友ＶＩＳＡ太平洋マスターズ」で、アマＶを達成した。その資格で出場権を得た最終戦「ゴルフ日本シリーズＪＴカップ」以来のツアー参戦となるこの「ミズノオープン」は、大会の上位４人に全英オープンの出場権が与えられる。

仕切り直しの挑戦は、４月のマスターズでのリベンジもこもっている。自身２度目の出場だった今年、最終日に崩れて２年連続のベストアマを逃した。「あの繰り返しをしないように。今週は４位内を目指して頑張ります」と、力をこめた。

初日と２日目は、18歳の川村昌弘との同組対決。
ひと足先にプロの道を歩む２つ下の後輩は、２０１０年のアジア大会のチームメイトとともに、世界最古のメジャーを目指して歩く。

• 松山 英樹
• 川村 昌弘