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Baycurrent Classic Presented by LEXUS
「ヤバいの見ちゃいました」結果以上の感動をもたらした松山英樹の4日間
松山英樹は通算9アンダーの20位タイで戦い終えた。
「上位にいたら、もうちょっと盛り上がると思うんですけど、残念です」と4日間を総括した。
「13、14、15アンダーくらいまで伸ばせれば、トップの人たちも嫌かなと思ったんですけど。もったいない最後になりました」と、後半の1バーディ、2ボギーの「36」を悔やむが「スタートのホールだったり、最後のセカンドショットだったりというところで少しは沸かせられたかなと思うので、そこは良かった」と、うなずいた。
前日3日目の「30」に続いて前半ハーフは5バーディの「31」。
スタートの1番でフェアウェイからピン20センチに絡めるお先のバーディ。2番では奥のカラーから3メートルがポトリとカップに落ち連続バーディで飛び出した。
3番の約6メートルも惜しかった。
「入っていれば、もうちょっと雰囲気も変わってきたと思う」と、身をよじって悔やむシーンさえ、あすを夢見る若者たちにとってはこの上なくしびれるシーン。
あちこちの観戦ルートでギャラリーの大渋滞が起きた松山組を、贅沢にもロープの中で、ちんまりと体育すわりをして見つめていたのは滝川第二高校(兵庫県)2年の道上さんと、同1年の高浦さんだ。


高校ゴルフ連盟を通じて実現したジュニア観戦。
「スタートからヤバいの見ちゃいました!」と、2人で目を輝かせて感動していた。
公式戦としては、松山にとってこれが今季最後のPGAツアー。2026年シーズンはついに未勝利に終わったが、日本開催で見せた13年目の貫禄プレーにみな魅了された。
今年もまた、後身にも特別な4日間を贈った。
松山が立ち上げに尽力したアマ予選会「Hideki Matsuyama Amateur Challenge Presented by LEXUS(9月24、25日横浜CC)」は第2回の今年は2日間競技となり、36ホールの戦いを制して初出場を果たした東北福祉大1年の長﨑煌心(ながさき・こうしん)さんは、最終日にリッキー・ファウラーと、サティス・ティーガラとのラウンドに恵まれた。

「ファウラー選手は、物心つく前から名前を知っていたし、小学生では弟とウェアを真似して練習していた」と、同組プレーに感動。
「そんなに体は大きくないですけど、ほぼほぼミニドライバーで打って僕のほぼ後ろにつけていたのでさすがだな」と、感心しきり。
ティーガラの豪打と、弾道にも驚愕。
「これがPGAツアーの球筋かと、知れたのはよかった。自分に足りないものと、通用すること、課題が知れた4日間でした」。
松山がもたらしてくれた貴重な学びと感動を喜ぶ。

トレーニングの必要性も痛感したが、火曜日に、松山との練習ラウンドが実現した際、松山専属の飯田トレーナーから「身体は大きくするんじゃなくて、強くしないといけない」と、貴重なアドバイスも得た。
「松山さんと回らせてもらって、声をかけてもらって、凄く励みになる1週間でした」と、改めて感謝を述べた長﨑さん。
ちなみに、長﨑さんのキャディをつとめたのは大学同期で久常涼(ひさつね・りょう)の弟、優樹(ゆうき)さんだ。
初日は2人で緊張していたそうだが、徐々に慣れ、最終日の豪華ペアリングでものびのびプレー。
優樹さんにとっても「めちゃくちゃいい1週間になりました!」と、喜んでいた。
21年大会以来の2勝目には及ばなかったが、松山も11か月ぶりの日本プレーを満喫。
「楽しかった」と振り返った。
腰の痛みをこらえて、誰より多くのギャラリーを引き連れ歩きとおした4日間。
「年間で僕の組が一番多いということはまずありえないので。たくさんの方の前でプレーできるというのはやっぱり嬉しいです。ここは特別なんで。嬉しいなと思います」。
4日間で一番の笑顔がこぼれた。













