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石川遼はノルマ達成の6位タイにも

石川もまた、観客のいない最終日を残念がった一人だ。しかもこの日は、例年にもまして牙を剥いた三好で、目標にしていたアンダーパーをマークしたからなおさらだ。
「自分の中では気持ちが上がってきたという感じがあったけれど、それと周りの静けさとのギャップがあった」。

いつも大ギャラリーを引き連れてのプレーなだけに、9番で5メートルのバーディを奪っても、本来ならもっとも人が集まるはずのホールでつい握りしめたガッツポーズも、どことなく尻すぼみになった。

選手と選手の家族やコーチ、マネージャーら選手関係者とボランティアのみなさん、主催者、運営社とコース関係者しかいない舞台は、「拍手もパラパラくらいで。あれって感じでいつもとは違う感覚でした」と、苦笑した。

「やっぱり、お客さんがいないと盛り上がらない」。
ファンの歓声と拍手を力に、数々の奇跡を起こしてきただけに、「集中力は変わらない」とはいえ、「お客さんに見てもらえないゴルフトーナメントはどうなのか」と、石川にとっても改めてその存在の大きさを、考えさせられた1日だった。

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