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コカ・コーラ東海クラシック 2012

金亨成(キムヒョンソン)は「僕は6つも年上ですよ!」

前半のインコースはパーがたったの2つだけ。「ちょっとこれは悪いスタイル」と反省しきりだ。「もっと安全に攻めないといけなかった」。この日は、冒険してほとんどドライバーで攻めた。

「ラフばっかり入って、忙しい日になってしまった」と、出入りの激しいスコアカードを眺めて苦笑いだ。

昨年も、この大会で優勝争い。3日目を終えて1打差の2位につけた。
最終日に78を打って、9位タイに沈んだ。
「今年の三好は、昨年の10倍も難しい」と、悲鳴をあげつつ、「でも今年は、自信あります」。

8月の「VanaH杯KBCオーガスタ」で悲願のツアー初優勝をあげて、今週もまた初日から首位をひた走る様子に、他のプロから口々に言われる。

「裵相文(ベサンムン)みたい!」。
昨年の賞金王も、同大会で初優勝をあげて、今大会でツアー2勝目。
「ヒョンソンもあるんじゃないのぉ?」と言われて悪い気はしないが、32歳には一点だけ引っかかることがある。

「僕はベサンムンよりも、6つも年上ですよ!」。

それなのに「ベサンムン(裵相文)みたい!」とは何事か。
「ベサンムンがヒョンソンみたい、が正しいでしょう」と冗談めかして「ベサンムンのほうが、ちょっと早かったですよね」と、そこは後輩の実力も認めた上で、「僕も頑張る」。

一歩先ゆく後輩の背中を追いかけていく。

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