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ダイヤモンドカップゴルフ 2012

小平智(こだいらさとし)が「僕も頑張る」

破竹の勢いの同級生には遅れを取るまい。22歳の小平が、8位タイで大会を折り返した。初日の67に比べてこの日は「耐えるゴルフになった」と、1アンダーの71は少々物足りないのは確かだが、それでも「最後の18番でバーディが取れたので、決勝ラウンドにつながる」と、前を向いた。

レギュラーツアーの登竜門「チャレンジトーナメント」でプロを押しのけ、優勝を飾ったのはまだアマチュアだった一昨年の「鳩山カントリークラブ・GMAチャレンジトーナメント」だ。

そしてその年、ジュニア時代から仲良しの薗田峻輔がツアー初優勝を飾ったことも、追い風になった。
「負けてられない」。
親友に多大な影響を受けて日大を中退し、プロの世界に飛び込んだのは昨年。
初シードまであと一歩まで迫る活躍も、今季は再びファイナルQTランク18位の資格で、躍進をにらむが開幕戦は予選落ち。

さらに2戦目のつるやオープンは、初日に無念の棄権をした。

40度の発熱には無理をしてどうにか9ホールを消化したものの当然のことながら全くゴルフにならず、帰ってから丸3日間も寝込んだ。そのあとは出場権がなかったこともあり、親友の活躍は自宅のテレビで見た。

2週前の日本プロは薗田が優勝争い。
さらに先週はとおとうみ浜松オープンで、これまた優勝争いを繰り広げた藤本佳則も、同い年だ。
2週連続で22歳のV争いを見せつけられて、「僕も頑張る」と、気合いが入るのも当然のこと。
「あと2日。僕も若さを出してがんがんに攻めていきます」。
一歩先ゆく同級生の背中を追いかけていく。

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