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中日クラウンズ 2026

「遼をめちゃくちゃリスペクト」小平智が、和合の先に見据える舞台

小平智(こだいら・さとし)は、1差の2位で踏みとどまった。



最後18番は、ティショットが左のバンカーへ。2打目は、ラフに出しただけとなり、3打目は、乗っただけのショットとなった。
「8メートルはあった」。
長いパーセーブをねじ込んだ。
「きょう、一番嬉しかった」。
前・後半で記録した2度の3連続バーディを上回る、圧巻のスーパーセーブで大チャンスを残した。

首位との2打差を追ってスタートした第3ラウンドは、序盤で躓いた。
2番パー5でのボギーに続いて、4番パー3で、右奥からのアプローチで2打も要して寄らず、入らずのダブルボギーをたたいた。

V争いから転落した。
でも、「強い風に上手くアジャストできなかっただけ。調子は悪くない。前半でパープレーに戻すとやっていたら、ひとつ貯金もできた」と、6番からの3連続バーディであっという間に立て直した。

11番から、2度目の3連続バーディも記録し、通算11アンダーは首位と1打差。
「いい位置にいるので優勝しか見ていない」と、言い切った。

昨年8月の「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」に次ぐ通算9勝目の、さらに先に見据えるのは、2018年に1勝を挙げた「RBCヘリテイジ」を機に、7季戦った米ツアーへの再チャレンジだ。

36歳。
年齢も加味して、遠回りはせず、即PGAツアーへの復帰を目指していたが、今年になって「二部からでも」と、考えを変えたのは、石川遼(いしかわ・りょう)の存在が大きい。
「年下だけど。遼があの歳(34歳)で頑張っていることに、めちゃくちゃリスペクトしています」。
過酷な環境を、誰より知っているからこそ、尊敬の念は増す。

「今年は最低3勝して、またアメリカで戦うこと」。
まずは難攻不落の和合を制して一歩を踏み出す。

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