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関西オープンゴルフ選手権競技 2011

白佳和(はくよしかず)は「残念というよりよく耐えた」

白にとってもツアー初優勝の絶好のチャンスだった。2打差で迎えた最終日はしかし、495ヤードと距離が長く、難しい1番パー4でボギーを打った白と、劇的パーでしのいだ趙(チョ)の明暗は、この時点でもはや分かれていた。

「僕が1メートルを外してミン(珉)がチップインパー。あれがすべてでした」と振り返る。
「追いつこうと思いましたが、とても追いつけない。あまりにミン(珉)のゴルフが上手すぎて・・・」。

白は3打差まで詰め寄るので精一杯だった。「付けいる隙がありませんでした」と、完全降伏。「でも残念、というよりも、自分はよく耐えたという感じです」。

今季は、2007年以来4度目のシード復活元年。「シードを落とした時は、自信も失った」。2008年には出場権すら失って、「もう2度とトーナメントに戻れないのでは」と思いつめたこともある。

そんな過去があるだけにツアー初優勝を逃したのは悔しいが、反面自己ベストの単独2位は「自信になる」。
今年は特に、震災で被害を受けた在日韓国人のみなさんに「勇気を与えられるプレーがしたい」と常々語っている白。
この日をバネに、近いうちにぜひ実現させたい。

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