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コカ・コーラ東海クラシック 2011

石川遼は19位タイで決勝ラウンドへ

毎日、1打ずつスコアを縮めるように、一歩一歩ではあるが、着実に練習の成果が出ていると感じられた大会2日目。「練習場で打つように、コースでも打てるようになってきたのは良い材料」と、ようやく少し、明るい兆しが見えてきた。

あいかわらずティグラウンドでバランスを崩して片手を離したり、フィニッシュが不自然な形になったりもした。
「やはり良いショットと、悪いショットがある中でも、良いショットは以前の良い時よりも、タイミングが合っていて、気持ちよく振れている。今のほうが良いと思える」と、もがき苦しむ中にも確かな成長を、感じられてもいる。

「明日以降もドライバーを握るホールで1回でも多く、良いスイングをしていきたい」。
この日2日目は「5、6回だった」という納得いくスイングの回数を、さらに増やしていくことが、週末の課題だ。

この日はスタート前に、自信のつく一言もあった。
折りにふれて指導をあおぐジャンボ尾崎が練習場で、「そのスイングが出来ればもう大丈夫だ」。
「そこでジャンボさんに『それじゃダメだな』と言われていたら焦ってしまいますけど。安心しました」と、笑顔でスタート。

首位と6打差は、この大事なホスト試合で2度目のタイトルをにらむには、「ギリギリですが」と苦笑しながら、「明日のムービングデーは、自分から動いて迫れればいい。土日に爆発したい」と、活躍を誓った。

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