Tournament article

中日クラウンズ 2010

中西直人くんがベストアマチュア賞を獲得

ツアーは今年のクォリファイングトーナメント(QT)から挑戦。来季にもプロ転向を目指している21歳にとってはなおさら価値あるタイトル獲得だ。

日本大学4年の中西くんが、アマチュアとしてただひとり、決勝ラウンドに進出。中日クラウンズは第51回大会のベストアマチュア賞に輝いたが本人は満足していない。

「正直、今週はアマチュアとしてではなく、プロの立場という気持ちで出場した」という。
それだけに、46位タイ(通算5オーバー)という結果には、とうてい納得できるわけもない。

しかも、この日最終日は18歳の石川遼が、6大ツアーとしては最少の58を記録。
3つ先輩は「遼」と呼び捨てにして、「高ゴ連(高校ゴルフ連盟)で何度かラウンドしたこともあり、知らない仲ではない」。

その後輩が、大記録を達成してツアー通算7勝目を飾ったことで「少しショック・・・・・・。力の差を見せつけられた」と唇を噛んだが、中西くんにも、悔しがっている暇はない。

年下だが「抜けていて何でもN0.1」と、もはや超一流の域に達しつつある石川の背中を懸命に追いかけていく。

「自分も何を磨けるかが課題。もっとバーディを取れる選手になりたい」。
石川と、肩を並べた表彰式でひそかに固く胸に誓った。

関連記事