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日本オープンゴルフ選手権 2010

石川遼は5位にも納得出来ない1日

この日10番スタートは、松山くんのティショットをじっと見つめる石川。負けたままでは終われない!!
珍しく怒りをあらわにした。最終9番で、グリーン奧ラフからの4打目を寄せきれず、ボギーに終わった。

テレビカメラを向けられて、「コースコンディションが難しい中で、バーディがたくさん取れたのは良かった」といいながら、厳しく強ばった表情はなかなか戻らない。

「ショットもパットも、思った通りに打てていない。風はそんなに気にならなかったが、自分が招いたミスも、アプローチとパットでリカバリー出来なかった。体が思うように動かなかった。特に、後半のプレーは納得出来ない」。

6番で2メートルのパーパットは、「右に押し出してしまった」。
また、7番、9番も「思ったとおりには打てたが、ボールの回転が悪かった」と、特にグリーン上で課題が残る1日だった。

「練習場では出来るのに、コースでは出来ないことが多かった。修正して、明日はプレーしたい」と悔しそうに唇を噛む。

東北福祉大1年のアマチュア、松山くんに、3打のリードを許す単独5位にも「松山選手のほうが、良いプレーをしていたので」と、同級生のゴルフをたたえるしかない。

「松山選手も週末は、凄く良い経験が出来ると思う。頑張って欲しい」とエールを送ったが、19歳の賞金王プロが18歳のアマチュアに、負けたままでは終われない。

「明日は彼との差を意識してプレーすることになると思う。最終日にもう一度、同じ組でお互いに良いプレーが出来るように、僕が頑張らなきゃいけないと思います」。
必ずその背を捉え、そして最終日には他のどの選手をも追い越してみせる気満々だ。

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