記事

Novil Cup 2013

プロ初優勝を完全優勝で飾れるか。中盤崩れながらも単独首位のまま最終日をむかえる張

QTランキング7位。ツアーでも日本勢の脅威になるに違いない
雨・風でタフなコンディションとなった2Rだったが、7アンダーの単独首位からスタートした張棟圭(じゃん・どんきゅ)=韓国=は出だしの10番ホールで幸先良くバーディスタート。通算8アンダーにスコアを伸ばし、続々と上位陣がスコアメークに苦しむ中、独走態勢に入るかと思わせた。
しかし、雨・風のタフなコンディションは、プロ未勝利の張をやすやすと独走態勢にはさせてくれなかった。16番・パー5では5オン1パットのナイスボギーで7アンダーにスコアを落とすと、そこから4連続ボギー。4番でもボギーをたたき一時は通算3アンダーで首位をマクリーンに明け渡してしまった。

しかし、オフにオーストラリアで2ヶ月に及ぶ合宿を行い、徹底的に練習を重ねて自信を手にしていた張は強かった。これまでのプロ生活では常に何か不安をかかえながらプレーをしていて、その結果、韓国ツアーやワンアジアなどでのキャリアベストが2位3回と優勝まで手が届かなかったが、今季の張はひと味違うようだ。

「今年は自信をもってプレーが出来ているし、初日首位だったけど、自分にプレッシャーをかけずに、自分のゴルフが出来るようにプレーを心がけている。明日の最終日も自分にプレッシャーをかけずにプレーしたいです」と最終日にむけて抱負を語った。
プロ初優勝がかかる明日の最終日は、きっとプレッシャーという魔の手が張に忍び寄ってくるに違いない。オフで手にした自信を武器にプレッシャーをはね除けたとき、プロ初優勝を手にするに違いない。
  • 連日のインタビューをうける張棟圭

関連記事