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〜全英への道〜 ミズノオープン 2006

今週、全英オープン日本予選最終戦!!

5月の日本プロから始まった全英オープン日本予選はいよいよ今週、最終戦。今大会までの計6試合の合計で決まる日本予選ランキングの上位2位タイまでの選手に、出場権が与えられる。

メジャー切符をかけた熾烈な争いも、いよいよ佳境。
追われる選手、追う選手はそれぞれますます目の色を変えて、最終日を迎える。

同ランク実質2位の横尾要(=写真上)は、不調ながらも懸命のゴルフで踏ん張った。
69でまわって24位タイ。
横尾を65万6750円差で追う同ランク実質3位の武藤俊憲と、さらに95万2715円差で同4位の近藤智弘が揃って11位タイに並んでいるだけに、「・・・あいつら、頑張りやがって」とつい悪態をついたが、泣いても笑っても残り1日で、結果が出る。
「相手みてやっててもしょうがないんで。明日一生懸命やるだけです」と、気持ちを入れなおしていた。

この日4番でダブルボギーを打ちながら、69と盛り返した武藤(=同中)は「僕はもったいないことを良くするんですが、今日は我慢できたと思う。6番、9番のバーディで4番のことを忘れられた。明日は、横尾さんをやっつけたい!」と普段は温厚な選手が、今週ばかりは血気盛んだ。

一方の近藤(=同下)は、前半のインコースで4つスコアを伸ばして通算6アンダーとし、最終日に望みを残したが、「横尾さんのスコアは気にしていない」と、あっさりとしたもの。
というのも、実は近藤には他のプランが頭にある。
この全英オープン日本予選ランクによる出場資格のほかに、今大会の上位4人にも権利が与えられることになっているからだ。
近藤は、そちらの条件を狙ったほうが確実と読んでいるようで、「まだまだ、チャンスがあると思ってやる」と、あくまで冷静だった。

※今年の全英オープンは、今週の『〜全英への道〜ミズノオープン』の上位4人と、日本プロからミズノオープンまでの計6試合をあわせた全英オープン日本予選ランキング上位2位タイまでの選手にその出場権が与えられますが、すでに資格を持っている選手は対象から外れます。
よって現在、日本予選ランク2位の片山は、昨年の日本オープン優勝者の資格ですでに出場が決まっていますので、ランク3位につける横尾要は、実質2番目となるわけです。

そのほか、昨年の賞金ランキング上位2名の資格で今野康晴、深堀圭一郎と、昨年のアジアンツアー賞金王で今年のジャパンゴルフツアーメンバーでもあるタイのタワン・ウィラチャンには、すでに出場権があります。

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