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日本プロゴルフ選手権大会 センコーグループカップ 2026

勝俣陵と細野勇策が2打差の首位に並ぶ

勝俣陵(かつまた・りょう)と、細野勇策(ほその・ゆうさく)が2打差の通算13アンダーで、首位に並んだ。


勝俣は、単独トップで入った最後18番の2打目で、翌日の予行演習を済ませた。



打ち上げのパー5の2打目は「アゲンストの風で、スプーンでは届かない」。
無理を承知でどうにか届かせたい、と勝俣は思った。
「乗せて湧かせたかった。乗せて、湧かせられたら明日、ちょっと強いかな?」。
強心ぶりを、見せつけられたら最終日のV争いも有利に進められるかもしれない。

逡巡する勝俣の隣で、山田孝元キャディが「ドライバーしかない」と、断言。

ギリギリまで迷って、助言どおりに踏み切った渾身の“直ドラショット”は残念ながら実らず、バンカーに入れた上に、バーディパットを外したことは「唯一の反省」だが、「2オンを狙いにいったのは、明日につながる」。

2017年のプロ転向前から「あがり症」を自認したが、初シードの22年から日大のレジェンド、片山晋呉(かたやま・しんご)に師事するようになって、勝俣は変わった。
「緊張する場面でも、うまく打てるように先輩にご指導いただいているので。ここ何年かでそれができている」と、昨年の「パナソニックオープン」で、ついに悲願の初優勝し、今オフも、通算31勝と5度の賞金王を誇る“片山イズム”をさらに吸収。

「上位にいる選手はみなそうだと思いますけどメジャーで勝ちたい気持ちは強い」。
強い決意もすらすら言える。

5年シードのこのタイトル戦は、初出場して9位タイに入った2021年大会から目標だった。
「ここまでいい状態でラウンドができていますし、このコースは好きだな、と思うので。チャンスをしっかりものにしたい」(勝俣)。

対する細野は最終ホールのバーディで、勝俣に並び立った。



この日最後のバーディパットは10メートルもあったがねじ込んだ。

「入れよう、という気はまったくなかった。ただ、3パットは最終組から離れる可能性がある。ちゃんと寄せて2パットで」。
狙いに反してカップに飛び込み、ガッツポーズが出た。

ツアー選手で数少ないレフティとして、デビュー時から注目され、昨年の本大会でも、最終日を最終組で争ったが、9位タイに終わっている。
「去年の日本プロもそうですし、今年は中日クラウンズもすごく悔しい思いをしていますので(結果2位)」。

いつも上位に来るたび細野が言われるのは、1991年の「ダイドードリンコ静岡オープン」以来となる“日本勢のレフティV”だが、本大会としては、2015年のアダム・ブランド以来の快挙。
「そろそろ、頑張れたら」。
待望の初Vにも、この上ない舞台だ。


明日も一緒に最終組で

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