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中日クラウンズ 2026
“ハットのリョウさん”から“キャップのリョウ”へ。勝俣陵が目指す新キャラ
勝俣陵(かつまた・りょう)が新境地を目指している。2打差の3位から、通算2勝目をにらんでいる。

3打差の9位タイから出て、2番のバンカーからの2打目で「完璧なショットが打てた」と、奥から5~6メートルのチャンスを作って、イーグル奪取。
8番でも5メートルを決め、13番では上から12メートルのバーディトライも入った。
15番のバーディは1メートルと近かったが、17番のパー3では今度、10メートルをねじ込むなど、怒涛のパットの要因は、今週エースパターのロフトを修正したこと。
「先週まで寝てたみたいで。1度行かないくらい。つかまりが強いな~と、ずっと思っていたんですど直してもらったことで、気持ち悪さはゼロに」。
調整はほんのわずかでも、V争いへとつながるから、あなどれない。
オフのスイング改造に合わせてクラブもチェンジ。ショットにもがぜん、自信を持って臨めるようになっている。
プロ9年目の昨季、「パナソニックオープン」でツアー初優勝を飾って、ツアー覇者の仲間入りを果たした。
盛夏から、秋にかけてつばの広いハットを愛用していることから、「ハットのリョウさん」として親しまれるが、風が吹かない日はない今週の和合では、飛んでいかないように、キャップで通す。
熱心なファンから「ハット、かぶらないの?」と聞かれることも多く、申し訳ない気持ちもするが、「キャップの僕もかっこいいので(笑)、キャップのリョウも覚えて欲しい。キャップでも勝ちたいです」。
新キャラ作りにも、和合での通算2勝目は、ぜひとも欲しい。
ツアー覇者として臨む今季は選手会の理事にも初就任。
6月に控えた選手会主催大会「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」では、大会実行委員長として、選手会長の阿久津未来也(あくつ・みきや)を支えることも決まり、役員としての使命感にも燃えている。
今週は、初日に体調不良を訴えたこともあり、「無理せず安全に、セーフティに」と徹したことで、むしろ和合攻略のコツをつかんだ。
「和合は攻めすぎると罠にはまる。今週はパットが凄く良いので。引き続き、無理せずグリーンのセンターに置いて、チャンスが来たら狙っていきます」。
キャップのリョウは、無欲で挑む。












