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東建ホームメイトカップ 2026

プレーオフ敗退も。曲げない“レジェンド”が復活の兆し

フェアウェイキープの“レジェンド”稲森佑貴(いなもり・ゆうき)が国内開幕戦で、“復活”の兆しを見せた。
石坂とのプレーオフには敗れたが、スタートの5打差を追いつき、通算6勝目に迫った。




プレーオフ2ホールは風の中でしっかりとフェアウェイを捉えても、2ホールとも2打目がグリーンの奥へ。
「風とグリーンが高い中で何とかしぶとくやったんですけど最後に甘さが出てしまった」。

劣勢のまま、2ホール目のボギーで敗退したが、5Wの2打目(225ヤード)がピンにくっつける17番のイーグルと、グリーンの外からバーディを沈めた18番のバーディ締めは圧巻。
「そもそも、プレーオフにも進めると思っていなかったのでびっくり」。

風が吹かない日はほとんどなく、硬いグリーンが特徴の東建多度には「正直、苦手意識があった」と、今週の目標も「手堅く予選通過ができればいい」。

控えめに臨んだつもりが惜敗の2位には、また自信もわいてくる。




昨季の賞金44位は、ここ数年では断トツのワーストランクに落ちたばかりか、10季連続の偉業がかかっていた代名詞のフェアウェイキープも、勝亦悠斗(かつまた・ゆうと)に敗れて2位陥落。
「去年の結果が不甲斐なさ過ぎたので、これは1回、自分を見つめなおさなきゃいけない」と今オフは原点回帰で、ひたすら練習。

「昔は、ドライバーも怖いもの知らずで振れていた。シード取り立てのころの気持ちに戻ろうと思った」。
それが本戦17番のイーグルにつながったと、確かな手ごたえがある。

「僕も3年ぶりの優勝がかかっていたし、せめて相手をドキッとさせなきゃいけなかったけど」。
負けた悔しさは、もちろん残るが、「プレーオフに残れただけでもありがたい、と思っているのでこの経験は無駄じゃない。次につなげたい」。

高2でプロ転向し、曲げないショットを武器に20歳の2014年に初シード入り。
当時のまっすぐな気持ちも戻ってきた。

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