「乗れば入る」そんな不思議な感覚だったと振り返る中野麟太朗(なかの・りんたろう)。

その言葉通り１イーグル、９バーディ、１ボギーの62はもちろんこの日のベストスコアだ。通算12アンダーとして一気に単独首位に立った。

「今日はパッティングが凄かったですね。本当に驚きでした。長いのが６つくらい入りましたし、乗れば入る感覚。パッティングがなんとかしてくれるという感じがあったのでショットも楽に打てました。62は自分でも素晴らしかったと思いますし、ちょっとやりすぎかなとも思います（笑）」。

千葉夷隅ゴルフクラブのグリーンはかなり傾斜が強く、乗せた場所によってはかなりラインを膨らませる必要がある。初日は、自分の読みに対して疑心暗鬼だった部分があり、結果的に消化不良のラウンドになってしまった。それを2日目はしっかり修正してきた。

また、中野はサードQTでは緊張感があったものの、ファイナルQTに入ってからは不思議と緊張感が無く、無さすぎることを不安視していた。そんな気持ちも初日のプレーに影響したのかもしれない。

「サードQTよりもむしろスコアを出さなければならない。そう思ってプレーしました」。

残り２日間、これだけのスコアが出せるという自信を得た中野が頂点を狙いにいく。

• 中野 麟太朗