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ファイナルQT千葉夷隅ゴルフクラブ 2025

「1位通過は考えていない。明日もいいゴルフをするだけ」中野麟太朗が通算18アンダーで独走態勢

「1位通過は考えていない。明日もいいゴルフをするだけ」中野麟太朗(なかの・りんたろう)が通算18アンダーで独走態勢

 

「明日は10アンダーを期待せずにやります」と話していた中野麟太朗。そこには及ばなかったものの、この日も6アンダー66をマーク。通算18アンダーとして2位以下に7打差をつける独走態勢で明日の最終日を迎える。

この日は7バーディ、1ボギーの66。前半だけで6つのバーディを量産し、2日連続の10アンダー、もしくはそれ以上の可能性は十分にあった。

ただ、「10アンダーがチラついたあたりから後半は良くなかったですね」と、後半は1バーディ、1ボギーのイーブンパーに止まった。

それでも2位以下に7打差をつけての最終日はこれ以上ない展開だ。

 

 

QTという精神的な負担が大きくなる状況下では、バーディが先行することで良い流れが生まれる。

それが精神的な余裕につながることを中野は重々心得ており、この3日間はそれをしっかり実践できている。

「1位通過は全然意識していない」と中野。そう言えるのも1位というポジションにいる余裕があるからだと。

明日になればまた違った感情がきっと生まれる。それを含めてQTを楽しめる位置にいると考えられる点が中野の強さだ。

 

明日の最終日は風が強めに吹く予報が出ているが、そこもしっかり警戒している。

風はこれまでもオーストラリアやイギリスのリンクスなど海外で多くの経験を積んできた。

そんな経験を明日は全て18ホールで出し切るつもりだ。

難しいコンディション、難しい精神状態の中でとにかく自分が納得できるゴルフをやり切るだけ。

心技体、全てにおいて隙が見当たらない中野の残り18ホールに注目したい。

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