大会主催のACN契約の出場選手は、アマ2人を含めて12人もいる（※下記参照）。

その中でも、メインの所属選手は片岡尚之（かたおか・なおゆき）と、竹山昂成（たけやま・こうせい）と、前田光史朗（まえだ・こうしろう）の3人。

さらにそのうち片岡は、今月1日にホストプロの発表をしたばかりのホヤホヤである。　

きっかけは、先月の「バンテリン東海クラシック」だ。開幕前日のプロアマ戦で、藤岡義久・ACNホールディングス代表取締役会長兼社長とプレー。
「そしたら、その場ですぐ契約をしていただけることが決まって…」。

あとで聞いたら、今年から契約プロで戦う金子駆大（かねこ・こうた）も、やはりプロアマ戦のラウンドが決め手となったそうだ。
「（藤岡）代表は一緒に回ったプロとすぐ契約しちゃうそうなんですよ～」と、恩人の大きなゴルフ愛にはびっくり。

さらにもっと驚きだったのが、自分がその翌週の「日本オープン」で、4年ぶりの通算2勝目を達成して、なんとマスターズの出場権すら獲得してしまったこと。

締結が決まった際に、代表は片岡におっしゃっていたそうだ。
「うちと契約したら、半年以内に勝てるよ」と。

「そしたら本当に勝っちゃって…、しかも翌週ですよ！　お力をいただいたのは間違いない」。
“大予言”の効果は絶大だった。

間を置かずに今週は、“契約V”といきたいのは当然だ。
「ほんっとに頑張りたいんですけど、いま、ほんっとに調子が悪くて…。ショットもアプローチもパターも右に左に。まずいな～」と、大会前から内心びくびく。
「とりあえず、なんとか4日間は、というのが目標。気持ちだけで試合を乗り切ろうと思います」と、覚悟を決めた。

来年4月のマスターズに備えて、勝ったすぐ翌週から、トレーニングの量を激増。
「きのうもやったんですけど。ちゃんと筋肉痛になっちゃって」。

ギクシャクしたショットに、一緒に回ったプロアマゲストの稲村亜美さんにも冷やかされたが、この日、アマチュアさんについていたハウスキャディさんにとっておきの秘策も教わった。

コース近隣の大自然の冒険テーマパーク「ネスタリゾート神戸」併設の温泉「ゆこゆこ」は、筋肉疲労にも効くそうだ。
「行ってみます！」。
ゴルフの調子も見違えるかも。