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ANAオープンゴルフトーナメント 2025
3打差3位の石川遼「おお…100ですね?」3年ぶりの全ホールパーオン達成に高評価

ボギーなしの5アンダー「67」でまとめた2日目の内容に、石川遼から「おお…、100ですね?」と、素直な声が出た。
1.2メートルのバーディチャンスを逃した9番ほか「それ以外にも、3メートル弱くらいのチャンスはあと2つ、3つはあったので。獲りたかったですけど、17番もボギーを打たずに済みました」。
17番パー5の2打目で左の林越えを狙って左の林に打ち込んだが、3打目は辛くもグリーンを捉えて、ついにこの日のパーオン率100%を達成。
大会では16年の1R以来。自身全体としては22年「カシオワールドオープン」の3R以来となる記録に「課題はありますけど、着々といい方向に行ってるなというふうにとらえました」と、頬がほころんだ。
確かに、8番から4ホール続けてチャンスを決められなかったのは残念だった。
でも、中でも8番と11番は、いずれも難関のパー3で、どちらも4番Uを使って「ありえないくらい近くにつけられた」と、本人にはそれ以上にショットの成果に目が行く。
「両方とも220~225くらいの距離で、風は8番が左からで、11番は右からでしたけど、横風に流されることなく、自分のオリジナルのドローでピンにつけられた。チャンスは外しましたけど、そのホールでバーディパットを打てることが大事」と、高評価を下せた。
プレー後の日テレさんのインタビューでは、今季開幕から始めたホウキを使った素振りの効果を聞かれて、「スイングの矯正にもトレーニングにもなります。結果につながるといいですね」と、ニッコリした。
22年大会のプレーオフで、1ホール目に2打目を入れるイーグルで決着された大槻智春(おおつき・ともはる)の名前をリーダーボードに見つければ、さらに笑顔は深くなる。
「大槻さんもそうですし、過去にいいプレーができている選手がけっこう上位に多いな、と思うので。理由はわからないですけど、相性のようなものがあるのかな…?」。
24歳の誕生日週Vを達成した2015年の優勝も含めて輪厚(わっつ)で5度のトップ10を記録している自身もそこに加わるのはもちろんだ。














