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Shinhan Donghae Open 2025
比嘉一貴が貫録の単独首位獲り「自分から落とす真似をしないよう」大混戦で22年覇者&キングが沈着
韓国とアジアと日本の3ツアー共催は、決勝の第3ラウンドに入ると一転、伸ばし合いが展開された。
リーダーボードの名前もがらりと変わった。
22年のJGTO賞金王で、同年覇者の比嘉一貴(ひが・かずき)が通算14アンダーで、単独トップに躍り出た。
ピンを刺し続けた14番から17番の4連続は圧巻だった。
合計8つのバーディで、ボギーは、ティショットを左に曲げ、木の根元で1罰打を払った前半6番のひとつだけ。
「きのうはアプローチでセーブできた感じでしたが、きょうはショットとパットもよくて。ストレスなくプレーができた」。
2打差をつけて入った最後18番のパー5は、3打目が深いラフにつかまりパーにはなったが、2位のスコット・ビンセントとは1差をつけ3日目を終われた。
通算12アンダー3位タイには、吉田泰基(よしだ・たいき)のほか4人が並ぶ大混戦で、22年賞金王が貫録を見せた。
8月の「ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディー取れるんだトーナメント」で、3年ぶりの通算7勝目を挙げたばかり。
22年の日本開催に続いて、今度は韓国での大会2勝目で、今季2勝目を飾る大チャンスだ。
「最終日はまた厳しいピン位置に切ってくると思うが、上位は団子状態で、誰でもチャンスがある。自分から落とすような真似をしないようにマネジメントが出来たら」。
日本が誇る歴代覇者&歴代キングはいつも冷静沈着だ。














