『ランディックチャレンジ12』では２日目を終えて首位タイ。『ジャパンクリエイトチャレンジin福岡雷山』、『住地ゴルフチャレンジトーナメント』では初日首位スタートと、今シーズンの蛭川隆のゴルフは安定している。

その要因はいい流れを切らさずにプレーできている点にある。

「これくらいのプレーをしたら上位争いができるんだという感覚はあります。ただ、それができているのはつまらないミスをしないように心がけるようになってからです」。

蛭川はショットメーカーで、あとはパットさえ入ればという試合がこれまでも多々あった。ただ、突き詰めるとパットが入らないことが原因ではなく、途中途中のつまらないミスでいい流れを自ら断ち、結果的に決めどころのパットを外すことになっていた。

優勝争いの中でのつまらないミスは致命的になる。今の蛭川はそれをしっかり把握しているから、全体的なゴルフのレベルが底上げされている。

周囲からは「２日目まではいい」と揶揄されることもあるらしいが、それもいい経験になっていることは間違いない。

今週も絶好のポジションからのスタートになったが、いい流れを切らさずに最終日まで戦い抜きたいところだ。

• 蛭川 隆