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ロピアフジサンケイクラシック 2025
細野勇策が3年連続のV争い。パスモも左でタッチのレフティV王手
34年ぶりのレフティVを狙う細野勇策(ほその・ゆうさく)が、3日目の第2ラウンドで首位タイ浮上し、首をかしげていた。
「ここに来たら、ショットがよくなる。先週、先々週もぐちゃぐちゃだったのに。今週はめちゃくちゃフェアウェイ行くやん!」と、自分に突っ込み。

初出場した一昨年は3日目3位(結果は15位)。2ラウンドの短縮決着だった昨年は3差の3位。
再び屈指の富士桜で初Vチャンスを迎えている。
後半2つのバーディは、5メートルを決めた6番と、8番では4メートルを沈めた。
上りホールの印象が強かったか、プレー直後は「ショットはあまりよくないけどその分パットが入ってくれた」と、1日を総括したが、前半13番からの3連続バーディは、どれも2~1メートル内の短い距離を決めたもの。
「ショットも…ついてますね?」と、自問自答で笑っていた。
台風の影響で中止となった2日目は、帯同の母・洋子さんに散髪をしてもらってから練習場へ。
「力まないことが今の自分のテーマ。コースで飛ばしたくなってくると、強く入っちゃうので、そういうことがないように。練習から気を付けています」と、200球打ち込んだ。
現在賞金1位を走る生源寺と同じ山口県の山陽小野田市出身で、互いの家まで15分のご近所さん。
ジュニア期はお互い県外で活動したため知らなかったが、コロナ禍で地元に戻った際に、意気投合。
「良くしてもらっています」と、練習や食事を共にするように。
「凄いストイックな先輩なので」と、日ごろを知るだけに、今季の生源寺の大ブレイクも驚きはしないが、「僕も早く追いつきたい」と、励みに。
電車の自動改札機を通過する際も、わざわざ体の前でクロスして、左手でICカードをタッチする。
6歳でゴルフを始めたときも、そのまま左でクラブを握り矯正はしなかった。
「左で得したこと? 目立つことくらい? 覚えてもらいやすい」。
左打ちの勝者は1991年の羽川豊氏以来。
難コースで勝てばインパクトはなおさらデカい。
「優勝争いはすごく好きなので楽しみ。最後の最後まで優勝争いができたらなと思います」と、気負いはない。














