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日本プロゴルフ選手権大会 2025

ノリスのスコア修正で細野は1打差3位、堀川が2打差4位。目標も上方修正

ノリスのスコア修正で、3位以降のスコア差も縮まった。
3日目を終えて通算11アンダーの細野勇策(ほその・ゆうさく)は、3打差3位から1打差3位へ。


    シード3年目の初優勝なら大会としては、2015年のアダム・ブランド以来、史上2人目、また日本勢としては1991年「ダイドードリンコ静岡オープン」の羽川豊以来のレフティV。
    「今日みたいなゴルフができれば全然わからないストローク差」とは、3打差の3位としてプレーを終えた直後のコメント。

    「人がどうこうというよりも、自分がいいゴルフができればチャンスがあるんじゃないかな」と話したあと、ノリスのスコアが修正されて、その差は1打に縮まった。

    また、堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)は4打差の4位から、2打差の4位へ。


    母校・日大ゆかりの静岡県三島で行われた2022年に続く大会2勝目へ、一挙にチャンスが高まった。

    今季開幕戦から「毎週シャンクが出ていた」といい「フェアウェイからでも右が気になる。ピンチになる」と、恐る恐るのV争いだが幸い、今週は、まだ一度も出ていない。
    「シャンクが出る原因は自分の中でいくつかある。アイアンをヒールでヒットしていたので、そこは修正できたと思う」と、払拭できつつある。

    この日のスタート時点はノリスとは、実に10打差。「2位狙い」とほのめかし、ベストスコアの「67」で上がった直後も「3打差くらいなら意識してプレーできるけど、5打差、6打差だとちょっと…」と、あきらめムードを変えなかったが、結果的にわずか2打差。

    大チャンスである。

    今年から、新たに立ち上げたウェアブランド「AGATTO GOLF(アガット・ゴルフ)」の滑り出しも上々だそうで、その収益により無償提供を予定しているジュニアウェアの製作にも取り掛かり始めたところ。
    ブランド名の「AGATTO」は、ブランドコンセプトの「感謝=ありがとう」から派生する。
    22年の本大会ほか、2019年の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2019」に続く、5年シードの日本タイトル3勝目(通算は5勝目)で、ブランドイメージを高める。



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