６バーディ、ノーボギーの65。通算11アンダーで首位と１打差の２位に躍り出たのは古川龍之介だ。

「２日間ノーボギーというのは嬉しいですね。そこが自分のセールスポイントでもあるので」。

以前の古川だったら、耐えることで満足してしまう部分があったが、今はボギーフリーで満足することなく、しっかりバーディも獲りにいけている。

以前の無駄に丁寧に守り過ぎていた姿勢は『ランディックチャレンジ』の優勝で一変した。

「前はボギーがきたらすぐに取り戻さなきゃとか思っていました。それが今はボギーがきても焦ることなく落ち着いてプレーできています」。

いい意味で気持ちに余裕を持ち、楽にゴルフができている。

今季２勝目に向けて優勝を狙うには絶好の位置で最終日を迎えるわけだが、初日の田中章太郎がそうだったように、1日で10アンダーが出る可能性のあるコースなだけに、ビッグスコアが出るとついていけないのではないかと懸念する部分もある。

ただ、優勝経験があるからこそ、最終日には何が起きるかわからないということも理解している。

変に焦ることなく、勝負はバックナインだと踏んでいる。もちろん勝つことは意識しているが、今の古川が最も大事にしているのは、最終日のバックナインで優勝争いができる位置にいることだ。

• 古川 龍之介