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ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント 2025
先週3位、古川龍之介が“誰が一番強いんだ”で再リベンジ
初優勝に向けてまたひとつ段階を上がった。先週の「バーディいくつ取れるんだ」の戦いで、古川龍之介(ふるかわ・りゅうのすけ)は29個を積算(うちイーグル1個)。
通算29アンダーは、比嘉と米澤のプレーオフに加わるには一つ足りなかったが「プレッシャーはなかった。30アンダーを目標に、最後まで集中してやれた」と、2戦連続3位の成績を残した。
活躍を続ける今季は、まだチャレンジトーナメント・ACNツアーの賞金上位の資格で戦う身。
「今の僕の立場としては半々」と、一歩で初Vを逃した悔しさを、今季2度目のトップ5で上塗りし、気持ちをリセット。
ただ、前後半で、プロがスイッチするこの日水曜日のプロアマ戦で、午後から入れ替わった大先輩の宮里優作(みやざと・ゆうさく)に、「(先週は)30アンダー越えて欲しかったな」との指摘を受けると、やっぱり悔しさと反省がぶり返す。

「確かに…。最後残り4ホールで自分にもチャンスはあったんです。(優勝した)比嘉さんの強さは当然のこととしても、勝ち切れなかったのは、自分が原因。2つ伸ばせていたら、プレーオフにもいかずに勝ててました」。
今週は一転、我慢比べでリベンジだ。
1つでも多くバーディを取らせるセッティングに徹した先週に対して今週は、「同じ洋芝でも密度が高いし、難しい。ハマればさすがにアンダーは出るとは思いますが、4日間は続かない。我慢して、4日目にまた上へ」と、策を練りなおす。
先週の伸ばし合いは「パーで悔しい、バーディでも嬉しくない。常に取り続けなければ上にいけない戦いは、面白かったですけど、精神的にきつかった…」と、最終日の夜は放心状態だった。
「アドレナリンが一気に抜けたんですかね…。一気に疲れました」と笑うが、すぐ翌月曜日も、午後からコースへ。
「2週続けて北海道ですけど、どこにも遊びに行っていないし、美味しいものも食べていない」と、みっちり下見と体調管理に徹して本気モードだ。
前々回の「リシャール・ミル チャリティトーナメント」で、自己ベストの3位を記録してから、初Vへの思いに火がついている。
プロアマのお客さんからも「頑張って」と温かな声援を受けていた。
「自分はショットが曲がらないので今週こそ上にいける。先週と違って、相手との駆け引きも必要となってくると思うので、自信をもって挑みたいと思っています」。
誰が一番強いんだを決める試合でこそアピールしたい。














