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Truist Championship

松山英樹が「63」でにぎやかに上昇、4打差5位に(PGAツアー)

ペンシルバニアのフィラデルフィアクリケットクラブで行われているPGAツアー「トゥルーイスト選手権」で松山英樹が急上昇。
第3ラウンドを首位と9打差の33位タイから出て、9バーディ、2ボギーの7アンダー(63)で回り、通算10アンダーの5位で最終日を迎える。
首位のセップ・ストラカ(オーストリア)と、シェーン・ローリー(アイルランド)とは4打差。


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この日はスタートの1番からピンにからめて連続バーディ。6番では3メートルにつけた。
3アンダーで折り返した後半、追い風が重なった498ヤードの11番パー4の2打目は85ヤードしか残らず、見事なスピンでピン2メートル弱に。
13番もピンそば。14番で3メートル弱を沈めてこの日2度目の連続バーディを奪うと、あがり3ホールは圧巻の3連続バーディが来た。

最後18番は、フェアウェイから打った2打目が奥の観覧席を直撃したのが屋根をコロコロ伝ってグリーン奥のラフに落ちてきて、そこからチップイン。

この日はチャンスを量産した一方で、再三ピンチもあったが、ネイティブエリアから向こうのラフに出すだけとなった4番では、約5メートルを拾った。
6番、7番でもラフに入れたが7番ではピンまで距離のないバンカーから寄せてOKパーセーブ。

にぎやかなムービングデーに、中継局ゴルフネットワークのインタビューでは「最後ラッキーでしたし。いっぱいラッキーがあって、いいラウンドになりましたね」と、思わず苦笑。
2オーバーの「72」を叩いた前日の2ラウンドを振り返り、「きのうときょうと、足して割って、アベレージできたらいいんですけど。なかなか思うようにいかない中でも、きのうあれだけ悪くて、きょうは良かったというところはプラスだな、と思います」と、笑いながらうなずいた。

前日のうちに、少し修正を加えたというパッティングには自信が戻ったそうだ。
でも「ショットは…はい、大変です」と、苦労を認めて「最後の2ホールはティショットをフェアウェイ置けたので、それはよかった。どっちに転ぶかわからないようなゴルフをしていますので、あまり期待はできないですけど、最後の何ホールかで争える位置にいられるように頑張りたいと思います」。
1月のシーズン開幕戦「ザ・セントリー」以来となる今季2勝目、ツアー通算12勝目へ。チャンスを見据えた。

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