この日はスタートの1番からピンにからめて連続バーディ。6番では3メートルにつけた。
3アンダーで折り返した後半、追い風が重なった498ヤードの11番パー4の2打目は85ヤードしか残らず、見事なスピンでピン2メートル弱に。
13番もピンそば。14番で3メートル弱を沈めてこの日2度目の連続バーディを奪うと、あがり3ホールは圧巻の3連続バーディが来た。
最後18番は、フェアウェイから打った2打目が奥の観覧席を直撃したのが屋根をコロコロ伝ってグリーン奥のラフに落ちてきて、そこからチップイン。
この日はチャンスを量産した一方で、再三ピンチもあったが、ネイティブエリアから向こうのラフに出すだけとなった4番では、約5メートルを拾った。
6番、7番でもラフに入れたが7番ではピンまで距離のないバンカーから寄せてOKパーセーブ。
にぎやかなムービングデーに、中継局ゴルフネットワークのインタビューでは「最後ラッキーでしたし。いっぱいラッキーがあって、いいラウンドになりましたね」と、思わず苦笑。
2オーバーの「72」を叩いた前日の2ラウンドを振り返り、「きのうときょうと、足して割って、アベレージできたらいいんですけど。なかなか思うようにいかない中でも、きのうあれだけ悪くて、きょうは良かったというところはプラスだな、と思います」と、笑いながらうなずいた。
前日のうちに、少し修正を加えたというパッティングには自信が戻ったそうだ。
でも「ショットは…はい、大変です」と、苦労を認めて「最後の2ホールはティショットをフェアウェイ置けたので、それはよかった。どっちに転ぶかわからないようなゴルフをしていますので、あまり期待はできないですけど、最後の何ホールかで争える位置にいられるように頑張りたいと思います」。
1月のシーズン開幕戦「ザ・セントリー」以来となる今季2勝目、ツアー通算12勝目へ。チャンスを見据えた。