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中日クラウンズ 2025

今季初シードの岡田晃平があの手この手で初の決勝進出を確実に

第2ラウンドが、15時59分に再開された。

12時52分の中断前に通算2アンダーで上がっていた岡田晃平(おかだ・こうへい)は、今季初シードで戦う一人。
22歳はあの手この手で経験不足を補いながら、難コースで格闘する。


今週から、新たにタッグを組むベテランの吉川亮平キャディは、海外ツアーでの経験も豊富。
「風の読みもマネジメントも僕はほとんどいうこと聞くだけ」。

言われるがままのクラブを持ち、「いかに自分がそこに打てるか…というだけ。今週はそれができているのでスコアにつながっている」と、風と雨が続いた和合で2日連続の「69」。

「意見も100%あっていますし、僕が間違えばしっかり修正してくれる。頼れるところが、自分の自信につながっている」と、午後からの中断直前に上位でプレーを終え、アマで出た23年に続く2度目の出場で、初の決勝進出をものにした。

心技体が問われる和合で、昨年からメンタルトレーニングに精通するプロキャディの出口さんの指導を受け始めたことも、難コースで奏功している。
「バーディを獲れば嬉しいし、ボギーを叩けば悔しい。勝負師かな、と思っているので。それがはっきり出るタイプ。そこをもうちょっと落ち着けるように」。

出口さんがいつも強調するのは、失敗時の素早い気持ちの切り替え。
前半の16番で、目玉のバンカーから脱出に失敗した際にも「ここからしっかりボギーで上ろう」と、集中力を切らさず済んだ。

中断直前の最後9番では、1ピン距離のパーパットを沈めてガッツポーズ。
「伸ばし合いより、我慢するほうが好き」。
難攻不落といわれるコースで手ごたえが日に日に膨らむ。

プレー後に、オンラインで出口さんと1日の気持ちの推移を振り返るのが日課だ。
「この時はどういう気持ちだったかをフィードバックして。どういう対処や切り替えをしたらいいか」。
和合で初めて過ごす週末こそ、20-21年賞金王のチャン・キムなどを支えた出口さんの手腕が生かされるはずだ。

お顔が見えないですが('◇')ゞ頼りになるキャディさんです

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