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東建ホームメイトカップ 2024

ABEMA賞金王・生源寺龍憲が2差猛追「成長のスピードが早まっている」

昨季のABEMAツアー賞金王が、開幕早々に台頭を示した。
生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)が、自己ベストの2位に入った。



2差で肉薄した金谷拓実(かなや・たくみ)は同じ98年生まれ。

誕生日も8日しか違わないが、「同世代だと一番活躍していますし、いい刺激。早く追いつきたい」と、まだまだ見上げる相手。


最終ラウンドは、2打差の3位タイから懸命に追った。
「4番のパー5でボードを見て4打差だったので、バーディを獲っていかないと」と、そこから連続バーディ。

7番からまた2つ続けてチャンスを奪い、前半4つ伸ばしたが、金谷に5つ伸ばされた。


14番のバーディで2差まで詰めたが、金谷もまた14番でバーディだった。

「やっと追いつくか」と、17番のイーグルチャンスで希望を持ったが、2パットのバーディ。

2差で逃げ切られたが、「集中していいショットが出来たし開幕戦からいいゴルフができたんじゃないか」。
悔しさと、喜びが交差した。


昨年のABEMAツアー賞金1位の資格でフル参戦する今季、日本での初Vを目指すのはもちろんだが、生源寺が同時に見据えるのは海外での1勝。


今年、まずはアジアンツアーに足を伸ばしてQT受験。
ランク2位の資格で開幕前から飛び回る。


そのために、体力面も強化。
「フィジカルが一番変化した部分。成長のスピードが速まっているんじゃないか」と、実感している。

休む間もなく来月は、サウジアラビアに飛ぶ。
「負けたくない気持ちはもちろんあります」。
猛スピードで同い年の背中を捉えてみせる。

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