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稲森佑貴が2022年2月22日に記念日の誓い「今年は妻の前で優勝」
日本一曲げない男の記念日は今年、いつにも増して幸せモリモリだ。
2月22日は、プロ11年目の稲森佑貴(いなもり・ゆうき)が令和2年の2020年に、美穂さんと入籍した日。
「幸せ」という意味の地元・鹿児島弁「ふがいい」と、「ひ、ふ、みの”ふ=2”」の語呂合わせにこだわり吉日に選んだ。
それから2年が過ぎて、再び2が6つ並んだ2022年の今年は、午後から仲良く実家の練習場で打ちっ放しをして過ごした。

交際をきっかけに、美穂さんがゴルフを始めて3年目。「でも、一緒にラウンドしたのはまだ2回だけ。それも、バンカーとかではピックアップをしていますので。ちゃんとスコアをつけたことはない。コースで一緒に楽しく競えるようになるのが夫婦の目標です」。
この日の夕方は、稲森が仕事で兵庫県の神戸市に向かうため、夫婦の記念日ディナーは一昨日に、地元の五つ星ホテルで済ませておいた。
予約を入れた鹿児島市内の城山観光ホテルは昨年の12月19日に、コロナ禍で先延ばしになっていた結婚式を挙げたホテルでもある。
最終戦まで賞金王の可能性を残して、賞金ランク6位で激動の20―21シーズンを闘い終えたばかりの時だったが、大先輩の谷口徹をはじめ、大親友の杉山知靖(すぎやま・ともやす)や浅地洋佑(あさぢ・ようすけ)、同じ鹿児島出身の出水田大二郎(いずみだ・だいじろう)ら、大勢のプロ仲間を招いた盛大な披露宴は、早や新シーズンに向けて、気合いを入れるにも十分だった。
「来年こそ賞金王を」と、たくさんのゲストの前で誓った。
お隣の愛妻には、変わらぬ愛と共に「今度こそ目の前で優勝を」と、約束した。
「日本オープン」でのツアー通算2勝は独身時代の2018年に続いて、新婚の2020年はコロナ禍による無観客試合。
「見に来てくれた去年(2021年)の日本プロでも優勝争いはしたんですけど、惜しくも2位でした。今年は、なんとか見せてあげたい」。
6季連続でフェアウェイキープ1位の偉業も継続中。
幸せの「ふ」=「2」が6つも連なる2年目の記念日に、日本一曲げない男が改めて、一途な思いを語った。















