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松山英樹が会見「ファンが見に来てくださることを信じて頑張る」(ZOZOチャンピオンシップ)

みなさん、ぜひ見にいらしてください
開幕を翌日に控えた20日、松山英樹がバブル(隔離措置)によるリモートの事前会見に臨み、「2年ぶりに習志野でのプレー。とても楽しみ」などと日本開催への思いや意気込みを語った。

4月のマスターズ後、初の凱旋試合となった東京五輪は無観客での開催だった。
「難しいご判断だったとは思うが今回は、久しぶりに日本のファンの皆さんの前でプレーができる。上限(5000人)はありますが、その中で見に来てくださることを信じて頑張りたい」と、来場を呼びかけた。

東京五輪はプレーオフの末にメダルを逃し、前回の今大会はウッズの最多の82勝を3差で見上げる2位だった。

ホームでの優勝は、2016年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来、もう5年も見せられていないが「今はゴルフの状態は、かなり悪い。ショットもパットもマスターズが10とすると今は1もない」と、正直に打ち明けたが「その中でもファンのみなさんにいいプレーが見せられるよう頑張りたい。残りの時間を有効に使いたい」と、事前の調整にも余念がない。

この日は米1勝の先輩、今田竜二と大学後輩の金谷拓実、そして今季AbemaTVツアー3勝で、主催者推薦を受けた19歳の久常涼とラウンド。

「金谷はかなり知った仲なんで。なんとも思わないですけど」と笑い、「久常選手はほんとにすごく魅力的な選手。今年は若い選手にそういうチャンスがたくさんあったということなので。凄く嬉しいこと」と、年下たちの活躍にも目を細める。

2年ぶりのコースは池がらみの5番パー3が2グリーンになったり、ところどころで変化はあるが、「ティショットをフェアウェイに置かないと、セカンド以降が凄く難しくなるのは変わらない。グリーンもかなり早く仕上がっている」と、攻略に心を砕く。

予選ラウンドは、マスターズと五輪で共に激戦を戦わせたザンダー・シャウフェレと、五輪銅のCTパンは、19年のプレジデンツカップでペアを組み、力を合わせて2連勝を持ち帰った戦友。

「CTは、英語が分からない僕にゆっくり話しかけてくれたり、気を遣ってくれて、とてもフレンドリーな選手」とその人柄を明かし「今週も、良い刺激を与えられるように頑張ります」と、見応えのある組での健闘を誓った。

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