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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2021

10アンダーで逆転だ! ちっちゃいけどでっかい。小斉平優和の野望

自信のポーズ©JGTOimages
身長180センチと上背もある。
鍛えた筋肉も、モリモリだがなぜかいつも声はちっちゃい。

でも、最終日の目標はめちゃデッカイ。
プロ5年目の小斉平優和(こさいひら・ゆうわ)が小声で言った。
「明日の目標は、10アンダーかな…」。

小斉平とは4差の首位の杉山知靖が、3日目に出した1日9アンダーに対抗。ビッグスコアで逆転の初優勝をにらむ。

3打差の4位タイから出たこの日は「後半、ちょっと緊張した」と、伸び悩んだが「69」で回り、通算8アンダーで踏みとどまれた。
「ミスが、そんなに大きなミスになっていない。自然体でできれば明日、優勝できるんじゃないか」。

今季は、5度のトップ10入り。
それ以外でも、3日目までにリーダーボードにいる数を増やして経験を重ねてきた手ごたえがある。
「今までで、一番自分に期待しています」。
今年4月まで米二部ツアーで格闘してきた23歳はもちろん、大会上位3人に権利がある2週後の「ZOZOチャンピオンシップ」の出場にも意欲。
どの言葉も声は小さかったが、どの言葉にも大きな野望にあふれていた。

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