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稲森佑貴は24Hで琵琶湖→鹿児島→成田の旅。繰り上げ出場の舞台裏(ZOZOチャンピオンシップ)

2年ぶりの日本開催は、当週に入って米ツアー選手の欠場が相次ぎ、すでに6人の日本ツアー選手が繰り上げ出場を果たしている。

米ツアー選手は松山英樹も含めて、チャーター機で移動してきたが、搭乗前の検査で来日できなかった選手の枠は順次、今年の日本ツアーの獲得賞金で争った「ZOZOランキング」で補うことになっており、稲森佑貴が待機リストの1番目にいることを知らされたのは18日の朝だ。

同ランクは資格のある上位7人には遠い14番目。
「まさか、全然出れないものと思って」と、7位で終えた前週の「日本オープン」でキャディさんと「お互いオフですね」といったんお別れ。
琵琶湖からキャディバッグを送り、その日のうちに会場の滋賀県から鹿児島の自宅に帰宅。

ゆっくり朝寝坊の翌月曜日を、スタッフの電話で起こされたという。
「すぐ来てくださいと言われて。慌てましたけど、宅急便が午後イチで届いて良かった」と、急いで担いで夕方の便で東京・羽田へ。

関東圏の大会用に空港に駐めてあったマイカーから荷物を取り出し、成田のオフィシャルホテルでバブル(隔離)に入った頃には、深夜を回っていたが、今週はお休みをあげるはずだったキャディさんとも無事、合流し「棚ぼたですけど、チャンス」と、19日の朝から練習を開始することができた。

稲森のほか、比嘉一貴、大岩龍一、永野竜太郎、岩田寛とショーン・ノリスがすでに繰り上げ出場を果たし、このあとの欠場者の補充も日本ツアーからなされる。

現在、リストの1番目にいるのは「ZOZOランキング」19位の池田勇太。今日20日にも千葉県の自宅から現地入りして、滑り込みの機会を伺う。
ちなみに、出場の可否が決定するまでは、池田もオフィシャルホテルとコースを専用バスで往復するなど行動が制限されるバブル(隔離)に入る。

2年ぶりの開催ではすでにコロナ禍ならではハプニングや苦労が続いている。

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