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20歳になった小斉平優和が首位と1打差の2位タイにつける

小斉平優和
「2018年ファイナルクォリファイングトーナメント Supported By SMBC モビット」が11月29日(木)、茨城県行方市のセントラルゴルフクラブの東、西コースにて、191人の選手が出場して第1ラウンドが行われた。朝のうちに吹いていた風も昼ぐらいには穏やかになり、絶好のコースコンディションとなった。タイのP・ピッタヤラットが7アンダー65をマークして単独首位に立ち、1打差の2位に小斉平優和ら3人が続いている。

小斉平はこの日、東コースをプレーし、6バーディ、ノーボギーの6アンダー66で回った。
「よかった」とまずは安どの表情。2017年に高校を卒業し、AbemaTVツアーに参戦していたが、思うような成績をこのせず、ファイナルクォリファイングトーナメント(QT)にも駒を進めることができなかった。

今年は下半身強化のトレーニングにも取り組み、アスリートらしい体型になった。本人にはあまり自覚はないようだが、知らず知らずのうちに下半身が「勝手に安定する」ようになった。この日もスタート時点では吹いていた強い風にも、スイングが影響を感じないくらいの安定感があった。

今年はショットの調子も良く、課題は「パッティングの距離感」ぐらいと不安材料はなく、QTに挑めている。ジュニア時代には2016年には日本ジュニア(男子15〜17歳)、関西アマに優勝し、将来ツアーでも活躍が期待される逸材だ。今年20歳になり、大人になった彼が来年のツアー出場を夢見て、まずは目標である「20位」以内を目指す。

なお、競技は6日間108ホールストロークプレーで争われ、1位の選手には来年1年間のレギュラーツアーの出場権が与えられる。

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