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ダンロップ・スリクソン福島オープン 2014

第2ラウンドが終了、ゲームは第3ラウンドに突入(大会3日目)

1日またぎの第2ラウンドをやっと完走して、通算8アンダーは5位タイで第3ラウンドを迎えることになった高山忠洋は「今日も長い1日になる。覚悟してやる」。

前日2日目の午後スタートは、出だしから「パットのひらめきがなかった」と、ジリジリしながらのプレー。
そのうち、空模様が怪しくなり、遠くの空でゴロゴロと音がしはじめたとき、高山は「いっそ中断になってくれ」と祈った。

「いったん休んで仕切り直しをしたい」。いよいよ鳴ったサイレンの音も静かに聞き入れ、3時間もの競技中断の合間も「集中力を切らすことなく過ごした」。会場に漂うこのまま中止かという空気も高山は、「絶対にもう1回プレーする。気合いを入れてやる」と、夕方から再びコースに飛び出し「それから4つのバーディが凄く大きい」。

18番、2番でメートルを沈めるとそこから3連続バーディで一気にリーダーボードに載った。
6番のティショットを打つなり再び、日没のサイレンも「ボールには泥。辺りは霧ががっているし、無理すればどこ飛んでいくかわからん」。
同組の中川勝弥と、片岡大育とも意見を合わせて潔く引きあげてきた。

そしてこの日は6番の第2打から、残りの3ホール半をパーでまとめてV争いに加わった。

和歌山県の星林高校野球部でならした高校球児も「遠い昔の話」と、30歳も半ばを超えた今は暑さにめっぽう弱く、また先週までの空き週には逆流性食道炎を発症して、予定した合宿もトレーニングも「すべてパー」。
3週間のオフもほぼ家で過ごし、病み上がりの1戦は福島で猛暑との戦いもきついが「これからスタートまで、着替えてコースの隅っこで、ちょっと休みます」。
いよいよ10時から始まる予定の第3ラウンドもいったん、仕切り直して「これから、長い1日。何が起きてもすべて受け入れ、その場その場で集中して頑張る」。厳しい戦いは続く。

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