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【4R】安本大祐がベストスコアタイの64で急上昇

ファイナルQT4日目、A・エバンスとともに、64のベストスコアを叩き出したのが、間もなく31歳を迎える安本大祐。昨日の時点でトータルイーブンパーと、予選通過が危うい位置から、一気に18位タイへとジャンプアップだ。

東アウトからスタートし、出だしからバーディ。5番からは3連続バーディで、7番では7メートルのパットをねじ込む。迎えた8番のパー5。216ヤードのセカンドショットを1メートルにつけるスーパーショットを放ち、楽々入れてイーグル奪取と、前半だけで6つも伸ばした。後半も3バーディ、1ボギーにまとめて、トータル8アンダーに。最高のかたちで決勝ラウンドへと駒を進めた。

安本はここ数年、チャレンジトーナメントが主戦場。2013年の前半にレギュラーツアーを戦った際「もっともっとツアーに出たいという気持ちが強くなったんですが」。その気持ちが返って仇となり、自分のゴルフのスタイルを崩す結果に。それが、5年近く続いてしまった。ようやく今年の春、『ザ・ロイヤル ゴルフクラブチャレンジトーナメント』に出場した後くらいに、少しずつ手ごたえをつかみ、形になってきたと話す。

「増田さんがすごく良くて。ついていこうという感じ。声もかけてもらったし、リズムよくやれた」と、同組の増田伸洋とともにスコアを伸ばしあう相乗効果もあったが、「ショットが良かったし、グリーンもキャッチしてくれている。パットも入ってくれました」と、以前より進化した姿をこのQTで見せることが可能に。今度はレギュラーツアーで力を試すことができるよう、残り2日を戦い抜く構えだ。

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