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白佳和(はく よしかず)が通算8アンダーで首位に並ぶ

2日目、首位に並んだ白佳和
ファイナルクォリファイングトーナメント(QT)第2日は12月5日(金)、COCOPA RESORT CLUB白山ヴィレッジゴルフコース(三重県津市白山町川口6262)のクイーンコース(7,048ヤード パー72)とキングコース(6,941ヤード パー72)の2コースを使用して、196名の選手が参加して行われた。

この日は、霜の影響によりスタート時間が40分遅れ、第1組は8時40分にスタートし、さらに最大瞬間風速18.3m/s(12時50分)を記録するほどの強風がコースを吹き荒れた。
各選手ともスコアメイクに苦しんだが、そんな中で白佳和が5バーディ、2ボギーの3アンダー69をマークし、通算8アンダーとして首位の堀川未来夢と並んだ。

そもそも白はファイナルQTを受けるかどうか、悩んでいた。今シーズンは賞金ランキング79位で、わずか約8万円差でシード権(第2カテゴリー 賞金ランキング61位〜75位*出場義務試合数に満たない選手を除く)に手が届かなかった。「すごいプレッシャーの中で戦っていて、カシオワールドオープンが終わったら気力が残っていなかった」とファイナルQTを受けるのをためらっていた。来シーズンから適用される新しいツアー出場資格では、QTランキング35位の次に白の順番が回ってくる。「受けなくてもいいのでは…」という迷いが生じた。というよりも「ゴルフをしたくない」という気持ちのほうが強かった。そんな状態の時に、関係者から「受けたほうがいい。少しでもファイナルQTの上位に入って、出場のチャンスが多く得られるようにしたほうがいい」と背中を押された。

おかげで「いい意味で力が抜けて」初日から5アンダー67と好スコアをマークした。この日も強風下のプレーだったが、「練習ラウンドのときからこんな感じで、もっと強かったかも」とあまり気にならなかったようだ。「パットも入ってくれた」と69で回ってきたわけだ。

2010年から4年間守り続けてきた賞金シードは手放したが、まだ道が閉ざされたわけではない。残り4日間、あきらめないで努力し続ければ、きっと最後には道は開けるだろう。

ファイナルQTの成績、ペアリングは『QTホームページ』でご覧いただけます。

<2014年度ファイナルQT 日程と会場>
予選:12月4日(木)〜12月7日(日)
会場:COCOPA RESORT CLUB 白山ヴィレッジゴルフコース クイーンコース・キングコース(三重)

決勝:12月8日(月)〜12月9日(火)
会場:COCOPA RESORT CLUB 白山ヴィレッジゴルフコース クイーンコース(三重)

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