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体調が戻ってきた佐藤えいちが通算10アンダーで9位タイ

復調しつつある佐藤えいち
佐藤えいちはこの日、クイーンコースを回り、アウトを5バーディ、1ボギーの4アンダー32で回り、順調なプレーを展開していた。ハーフターンしたあとも10,11番でバーディチャンスにつけるも、パットが入らなかったが、好調なプレーを続けていた。

そこで12番ホール(190ヤード・パー3)を迎えた。5番アイアンで打ったティーショットは「完璧だった。ピンにくっついたと思った」というほどの手ごたえだった。だが、ボールがアゲンストの風につかまってしまった。「空中にとまったように見えた」ボールは失速し、手前の池に落ちた。

このホール、ダブルボギー。流れが一気に悪いほうへ傾きそうだった。「苦しかった」とその後のプレーを振り返った。だが、何とか2バーディを奪い、ダブルボギーの分を取り返した。通算10アンダーでホールアウト、9位タイにつけた。

「もっといければよかった。でもこれがQT」と好スコアにも満足する様子はなかった。
佐藤はこの数年、ひじや腰の故障に悩まされながら、ツアーやチャレンジトーナメントを戦ってきた。それが今年、ようやく体調も良くなり、やっとまともな状態で戦えるようになった。

「ちゃんと最終日までやれるように、しっかりといきたい」と最後は力強い言葉で締めくくってくれた。体の状態さえ戻れば、ツアーでも十分上位に行く実力がある。これからが楽しみだ。

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