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中西直人が5アンダー67をマークして、2位タイに浮上
中西は打球が低いので「風が吹いているほうが自分には回りやすく、コースもあっていた」と好スコアの理由を話す。逆に風がないほうが「球をあげるように」高い球を打たなければならず、不得手のようだ。
1,4,7番とバーディを奪い、3アンダー33でハーフターンした。「自分としては難しい」インコースに入ると「チャンスも少なくなり」、10,12番でバーディラッシュもストップ。
それでもノーボギーは立派なもので、2位タイに浮上するきっかけとなった。
目標は「30位以内」と思っているが、それではえてして目標達成できないのが常である。そこで中西は「1番を目指して」結果30位以内ならいいと考えている。だが、この日のゴルフで1位も見えてきた。
実は首位の藤本佳則とは、小さいころから知っており、「幼馴染みたいなもの」。学年は中西のほうが1学年上で、最初の出会いは中西が小学校4年生のときで、藤本は小学校3年だった。兵庫県にあるダンロップゴルフコースでのジュニアの大会でのことだった。そのときに優勝したのが藤本だった。「うまかったですね」と彼を評する。ライバルというよりは「彼がいいスコアを出せば、素直にうれしい。お互いに上位にいけて」来年のツアーでともに戦えればいいと考える仲だ。
石川遼、松山英樹よりは少し上の世代だが、この2人が来年のツアーで活躍することになれば、ツアーもまた一層盛り上がることだろう。早くその姿を見てみたい。