記事

コカ・コーラ東海クラシック 2009

石川の後輩! 浅地洋佑くんがベストアマチュア賞を獲得

ついさっき、この18番グリーンで見たばかりの激戦を、表彰式で先輩と一緒におさらい・・・!?
表彰式は、大会一番の晴れ舞台に、東京・杉並学院高校の生徒が2人、肩を並べた。3年生のチャンピオン、石川遼のかたわらで、ニコニコとあどけない笑顔を振りまいたのが、1年生の浅地くんだった。

真っ赤なジュータンの上で、顔を見合わせ互いに健闘をたたえ合う。
「おめでとう!」。
「先輩こそ、おめでとうございます。最後のショットは、本当に凄かったです!」と、浅地くんは、つい先ほどグリーンサイドで見守った優勝シーンの賛辞を付け加えることも忘れなかった。

ベストアマチュア賞は、今回で2度目の受賞だ。
前回は、6月のミズノオープンよみうりクラシック。石川が今季初優勝をあげた大会でもやっぱりこうして席を並べた。
そのときも、石川は12番でなんと「9」を叩く波乱があったが今回はそれ以上ともいえる逆境をはねのける劇的Vに、「先輩は、僕が出た大会は、必ず優勝してるんですよ!」と、浅地くんも興奮気味だ。

「先輩は、本当に凄いです!」と声を弾ませ、「先輩のような偉大な人が自分の高校にいるってだけで、本当に励みになります」。

今大会は、中2以来2度目の挑戦だった。
前回は予選落ちを食らった大舞台で「先輩に、ひとつでも近づきたい」。
その一心で、出場アマチュア7人中ただひとり決勝ラウンドに進出。
三好で過ごす初めての週末は結局、61位タイに「思うようなゴルフが出来なかった」と悔しがるが、それでも高校1年生にとってはこの難コースで4日間を全力で戦い抜いたこと、そのこと自体が「自信になる」。

今回の経験を糧に、ぜひ今月のアジアアマチュア選手権でも生かしたい。
「ここで優勝すると、マスターズに出られるらしいんです。頑張りますよ!」。
明日の石川遼を夢見てまたひとり、才能溢れるジュニアが大きく羽ばたこうとしている。
  • 先輩と一緒に、お世話になったボランティアのみなさんとの撮影会・・・!!

関連記事