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ファンケル沖縄オープン 1999

途中2打差の単独トップに立った奥田靖己は、17番の3パットで手嶋に並ばれ、プレーオフ1ホール目で敗退

 11アンダーの首位・東聡。10アンダー、2位の加瀬秀樹。そして9アンダー、 3位の奥田靖己の最終組は、東がスタートホールをダブルボギー、加瀬がボギーにするなど、スコアを崩す中、奥田だけが1番、2番と連続バーディを奪いトーナメントリーダーに踊り出た。
 終盤に入っても奥田の攻勢は衰えず、14番から3連続バーディを奪い、その時点で2位だった手嶋多一に2打リードの14アンダーになった。しかし、17番で痛恨の3パット。18番をバーディとした手嶋と並び13アンダーでプレーオフへ。その 1ホール目、手嶋が3メートルのバーディパットを沈めたのに対し、奥田は1メートルを外して惜しくも2位に終わった。

奥田靖己の話
「最後のパットは読みきれなかった。あれは入れ返しとかなアカンよね。17番のパットも読みきれなかったし…自分では思ってなかったけど、重圧があったんかな…。 まあ、今日は僕よりも手嶋くん。手嶋くんはいい男です。最近勢いがある。いいゴルフをする。なにより、パットがいいよ。しっかりしとるわ。

 …まあ、結果的にはプレーオフまで行けたし、あいつ(手嶋)を誉めないと。考えれば考えるほどゴルフは難しい。何も考えなければ、ただ球を打ってるだけなのにね。とにかく手嶋君はいいプレーヤー。すばらしいね。

 最後の試合で思い切ってプレーできたし、きょうは機嫌よく帰ります」

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