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アコムインターナショナル 2006

白佳和(はくよしかず)「キンモクセイに癒されています」

初シード入りをきっかけに、「今年いちから体を作り直そう」。トレーナーの秋山武雄さんと本格的に取り組みはじめたトレーニングは右足首捻挫のアクシデントで、一時中断していたがこの2週前から再開。

途端に効果てきめんだ。
「下半身リードの強い球が打てている」と、安定したショットでチャンスを作った。
好調のパッティングも決まって、ここ石岡ゴルフ倶楽部で今年も優勝争いに名乗りをあげた。

昨年、初出場。
このときから、ここ石岡ゴルフ倶楽部の第一印象はよかった。
「僕向きのコースと感じていた」と、白は言う。

「一見、広々しているフェアウェーは、実は非常に球筋を要求されている。ピン位置によって、きっちりと落としどころが限られていて、とても攻め甲斐がある」。

台風の余波で、荒れに荒れた最終日も「大好きなコース」で73と踏ん張って、目標の5位タイ入賞。
念願のシード権をほぼ確定させた思い出の舞台でもあるのだ。

コースレイアウトのほかに、気に入ってることがもうひとつある。
この時期、あちこちで咲き誇るキンモクセイ。
地元・岡山県倉敷の実家の庭にも、1本生えていた。
「昔から、キンモクセイが好きだった」という白は、この匂いをかぐたびに、子供のころのことを思い出して、気分よくプレーできるのだという。

大好きな花の“アロマ効果”に癒されて、6位タイ浮上。
「残り2日は、優勝だけを狙っていきたいと思います!」。

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