今年の課題は「アプローチ」と言う片岡大育（かたおか・だいすけ）だが、まだ「バリエーションを増やしたけれども、実戦でどういうアプローチをするか」というところで、うまく「あわない」と言う。それがツアーでは予選落ちが続いている原因かもしれない。

そんな中、先週自信を取り戻すきっかけをつかんだ。ＰＧＡウイニングツアーで優勝したのだ。開催コースだった静ヒルズカントリークラブは、10日前のチャレンジトーナメントの会場だったので、コースを十分知り尽くしていたことも功を奏した。「練習ラウンドをしっかり」やっていたので、準備万端だった。2日間で8アンダーをマークして、プロとして初優勝を挙げた。「すごく嬉しかったです」と素直に喜ぶ。「ショットも切れていましたし、パターもいいところで入ってくれた。うまくかみ合いました」

今週も好調を維持しており、「パターが入れば、いいスコアを出せると思う」と自信を見せ、「勝ちたい」と、2週連続Ｖを狙っている。

• 片岡 大育